AIに拾われているのはどのページか — ドメイン単位で「AI露出ページ」を洗い出す方法【初心者向け】

目次
この記事の結論:AIに拾われるのは「サイト」ではなく「ページ」。ページ単位で強みと改善候補を分ける
「うちのサイトはAIに出ているようだけれど、具体的にどのページが使われているのか分からない」。AI検索の相談で、ここ最近よく聞く声です。AIが回答の情報源として参照するのは、サイト全体ではなく個々のページです。要点は次の4つです。
- AIの回答が参照するのは、サイトの中の特定のページ — 同じサイトでも、よく参照されるページと、ほとんど参照されないページがあります。対策はページ単位で考えます
- 言及回数の多いページは、自社の強み — どんな質問でそのページが参照されているかを見ると、AIが自社をどんな話題の情報源として扱っているかが分かります
- 売上に近いのに拾われていないページが、改善の候補 — 料金やサービス紹介のページが一覧に出てこなければ、そこから手を付けます。競合のドメインでも同じ分析をすると、足りないページのヒントが見つかります
- LinkSurgeのAIOドメイン分析なら、ドメインを入れるだけで一覧にできる — AIの回答で参照されたページを、言及回数の多い順に並べます。クイック分析は1回100ポイントです
以下では、3つの見方の違い、ページ単位で見る理由、LinkSurgeでの手順、結果の読み方と次にやることの順に見ていきます。
1. キーワード・ブランド名・ページ — AI検索の露出は3つの見方で調べる
AI検索で自社がどれだけ登場しているかは、切り口を変えると見えるものが変わります。この機能ガイドシリーズで紹介してきた機能と並べると、次のようになります。
| 見方 | 分かること | 向いている場面 |
|---|---|---|
| キーワード単位 | どの検索キーワードで、AI Overviewsに自社のページが引用されているか | 狙うキーワードの優先順位を決めたいとき |
| ブランド名単位 | AIの回答の文章に、自社の名前がどんな質問で出てくるか | 自社がどう紹介されているかを知りたいとき |
| ページ単位 | 自社サイトのどのページが、AIの回答の情報源として参照されているか | 改善するページを選びたいとき |
キーワード単位の調べ方は「自社サイトはAI Overviewsに出ているのか?」、ブランド名単位の調べ方は「自社ブランドはAIに「言及」されているか」で解説しています。この記事では、ページ単位の見方を扱います。
2. なぜページ単位で見るのか
理由は、改善の作業がページ単位だからです。記事を書き直す、情報を更新する、内部リンクを張る。どれも1ページずつ手を動かします。

サイトの中で、AIに参照されるページには偏りがあります。後で紹介する画面の例では、ある観光施設の公式サイトで、トップページ、施設のスペックを説明したページ、アクセス方法のページに言及が集まっていました。AIが「このサイトは何の情報源として役に立つか」を、ページごとに見ていることがうかがえます。
ページ単位で並べると、次の2つがはっきりします。
- よく参照されるページ:AIが自社を情報源として頼っている部分。ここは情報を最新に保つことが最優先です
- 参照されていない重要ページ:売上や問い合わせに近いのに、AIの回答に使われていないページ。改善の候補です
3. LinkSurgeのAIOドメイン分析で調べる手順
ここからは、LinkSurgeの「AIOドメイン分析」を使った手順を紹介します。AIの回答を大量に集めたデータの中から、指定したドメインのページが情報源として参照されたものを探し、ページごとに集計する機能です。機能の全体像は、AIOドメイン分析の機能紹介ページでも紹介しています。
ステップ1:クイック分析でドメインを入れる

いちばん手軽なのは「クイック分析」です。プロジェクトを作らずに、ドメインを入れて「分析する」を押すだけで始められます。
- 対象は日本(日本語)のGoogle AI Overviews
- サブドメインを含め、最大500件の言及を分析
- 1回100ポイント
- 結果は履歴タブで12時間保存
ステップ2:条件を細かく決めたいときはプロジェクトを作る
同じ条件で繰り返し分析したい場合や、細かく条件を決めたい場合は、プロジェクトを作ります。プロジェクトでは次の設定ができます。
- 対象のAI:Google AI Overviews、またはChatGPT(ChatGPTは米国・英語のみ)
- 国・言語:Google AI Overviewsは日本以外も選べます
- サブドメインを含めるか
- 除外するURLのパターン:ブログだけ、ヘルプページだけ、などを外したいとき
プロジェクトでは最大1,000件の言及を取得します。消費ポイントは、処理した言及が500件以下なら100ポイント、500件を超えると200ポイントです。
ステップ3:参照されたページの一覧を見る

分析が終わると、次の情報が表示されます。
- 検出ページ数:AIの回答で参照された、そのドメインのページの数
- 処理言及数:分析した言及の件数。「全792件中500件を分析」のように、全体のうち何件を分析したかも表示されます
- 取得ページの一覧:ページのタイトルとURL、言及回数、そのページが参照された質問の例。「詳細」を開くと、質問とAIの回答の一部を確認できます
一覧は、AI検索のボリュームを考慮して、言及回数の多い順に並びます。
結果をもとにAIが総合評価やページ別の傾向、アクションプランをまとめる「AI分析インサイト」や、結果について質問できる「AIに質問」も使えます。結果はCSVでダウンロードできます。

LinkSurge
linksurge.jp
SEO・AIO・GEO統合分析プラットフォーム。AI Overviews分析、SEO順位計測、GEO引用最適化など、生成AI時代のブランド露出を最大化するための分析ツールを提供しています。
4. 結果の読み方と、次にやること
1. 言及回数の多いページは、情報を最新に保つ。 AIが自社を頼っている部分です。料金、仕様、アクセスなどの情報が古くなっていないかを確かめ、更新日も分かるようにしておきます。関連するページへのリンクを張り、読者が次の情報にたどり着けるようにするのも効果的です。
2. 一覧に出てこない重要ページを探す。 サービス紹介、料金、事例など、売上や問い合わせに近いページが一覧に無いかを確かめます。見つかったら、そのページが狙うキーワードでAI Overviewsに何が引用されているかを調べ、足りない情報を補います。キーワードごとの原因は、LinkSurgeのAIO表示最適化分析で調べられます。
3. 競合のドメインでも同じ分析をする。 競合のサイトでは、どんなページがどんな質問で参照されているかを見ます。自社に同じ話題のページが無ければ、新しく作るページの候補になります。競合とAIの回答での引用のされ方を横に並べて比べる方法は「競合はAI検索でどれだけ引用されているか」で解説しています。
なお、AI分析インサイトの提案には、FAQの追加や構造化データのような技術的な施策が含まれることがあります。Googleは、生成AI検索のために構造化データは必要ないと明言しています。まずは本文の情報を正確で具体的にすることを優先してください。
5. 注意点
- 集められたAIの回答をもとにしたデータです。 いま同じ質問をAIにしたときの回答と、完全には一致しないことがあります
- 言及の一部を分析しています。 言及が多いドメインでは、クイック分析で500件、プロジェクトで最大1,000件までを分析します。言及の少ないページは、一覧に出てこないことがあります
- ChatGPTは米国・英語の回答が対象です。 日本語の回答を調べるなら、Google AI Overviewsを選んでください
- 言及回数は、ページの良し悪しそのものではありません。 そのページが扱う話題がどれだけ質問されているかにも左右されます。自社の目的に照らして読み取ってください
よくある質問(FAQ)
AIに参照されている自社のページは、どうすれば分かりますか?
LinkSurgeのAIOドメイン分析のように、AIの回答を集めたデータからドメインで検索し、ページごとに集計するツールを使う方法が効率的です。自分でAIに質問して確かめることもできますが、どのページが参照されているかをサイト全体で把握するのは難しいためです。
「キーワード単位」と「ページ単位」の分析は、どう使い分けますか?
キーワード単位の分析は、どの検索キーワードでAI Overviewsに引用されているかを知り、狙うキーワードを決めるのに向いています。ページ単位の分析は、自社サイトのどのページが情報源として使われているかを知り、改善するページを選ぶのに向いています。両方を見ると、キーワードとページの対応が分かります。
競合のサイトも調べられますか?
調べられます。分析するドメインは自由に指定できるため、競合のドメインを入れれば、競合のどのページがAIの回答に参照されているかを確認できます。自社に無い話題のページを見つけるヒントになります。
AIOドメイン分析には何ポイントかかりますか?
クイック分析は1回100ポイントです(最大500件の言及を分析)。プロジェクトでの分析は、処理した言及が500件以下なら100ポイント、500件を超えると200ポイントです。
まとめ:ページ単位で見て、強みを守り、足りないページを補う
AIの回答が情報源として参照するのは、サイト全体ではなく個々のページです。ページごとの言及回数を見ると、AIが自社をどんな話題の情報源として扱っているかと、まだ使われていない重要ページが見えてきます。
まずは自社のドメインでクイック分析を実行し、言及回数の多いページと、一覧に出てこない重要ページを確かめてみてください。次に競合のドメインで同じ分析をすると、作るべきページの候補も見えてきます。
LinkSurgeのAIOドメイン分析では、ドメインを入れるだけで、AIの回答で参照されたページを言及回数の多い順に一覧にできます。


