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自社サイトはどんなキーワードで検索されているのか — ランクインキーワードの棚卸しと「伸びしろ」の見つけ方【初心者向け】

緒方亜朗2026-09-2610分で読了
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自社サイトはどんなキーワードで検索されているのか — ランクインキーワードの棚卸しと「伸びしろ」の見つけ方【初心者向け】

この記事の結論:まず「どのキーワードで何位にいるか」を一覧にし、11〜20位から手を付ける

「新しい記事を書く前に、今あるページで何ができるかを知りたい」。SEOの相談で、最初に取り組むことをおすすめしているのが、自社サイトのキーワードの棚卸しです。自分で狙ったキーワードだけでなく、思いがけないキーワードで上位に入っていることもよくあります。要点は次の4つです。

  1. ランクインキーワードとは、自社サイトが検索結果に表示されているキーワード — どのキーワードで、何位に、どのページが表示されているかを一覧にすると、サイトの現状が分かります
  2. いちばんの伸びしろは11〜20位 — 検索結果の2ページ目は、ほとんどクリックされません。Backlinkoの分析では、2ページ目の結果がクリックされたのは0.63%でした。1ページ目まであと少しのキーワードは、少しの改善で流入が大きく変わる可能性があります
  3. 順位帯ごとにやることを分ける — 1〜3位は守る、4〜10位は上げる、11〜20位は1ページ目に引き上げる、21位以下は狙いを見直す、と分けると迷いません
  4. LinkSurgeのランクインキーワード分析なら、ドメインを入れるだけで一覧にできる — 順位、検索数、推定流入などを最大1,000件まで取得できます。100件あたり10ポイントです

以下では、ランクインキーワードとは何か、棚卸しで分かること、11〜20位が伸びしろになる理由、LinkSurgeでの手順、結果の読み方の順に見ていきます。


1. ランクインキーワードとは

ランクインキーワードとは、あるサイトのページがGoogleの検索結果に表示されているキーワードのことです。たとえば自社の「料金ページ」が「〇〇 料金」で8位に表示されていれば、「〇〇 料金」は自社のランクインキーワードの1つです。

自分で狙って記事を書いたキーワードは把握していても、それ以外にどんなキーワードで表示されているかは、意外と知らないものです。棚卸しをすると、次のようなことが分かります。

  • 狙っていないのに上位に入っているキーワード(新しい記事のテーマのヒントになる)
  • 1ページ目まであと少しのキーワード(少しの改善で流入が増える可能性がある)
  • 同じキーワードで、自社の複数のページが表示されていないか

自社サイトのキーワードを、決まった条件で毎日追いかけたい場合は「検索順位はどのくらいの頻度で見ればいいのか」で紹介している順位チェックが向いています。ランクインキーワード分析は、追いかけるキーワードを見つけるための「棚卸し」です。


2. なぜ11〜20位が伸びしろなのか

検索結果の1ページ目には、通常10件ほどの結果が並びます。11位以下は2ページ目以降になり、クリックされる機会が大きく減ります。

Backlinkoが400万件のGoogle検索結果を分析した調査(2025年4月更新)では、1位の結果のクリック率は27.6%で、2ページ目の結果をクリックした人は0.63%でした。海外のSEO情報サイトによる調査で、対象の国や言語は明示されていないため、日本の検索にそのまま当てはまるとは限りませんが、1ページ目と2ページ目の差がはっきり表れています。

順位帯ごとに、やることを分ける

そのため、順位帯ごとに次のように考えると、どこから手を付けるかが決まります。

順位帯考え方やること
1〜3位守る情報を最新に保ち、順位が落ちていないかを見守る
4〜10位上げる検索した人の疑問に答え切れているかを見直し、情報を足す
11〜20位伸びしろ2ページ目から1ページ目に上げる。最優先で取り組む
21位以下見直すそのページで本当にそのキーワードを狙うのか、内容が合っているかを確かめる

11〜20位のキーワードは、Googleがすでに「関連がある」と判断しているページです。ゼロから新しい記事を書くより、少ない手間で成果につながりやすいのが特徴です。

参考・引用: We Analyzed 4 Million Google Search Results. Here's What We Learned About Organic Click Through Rate - Backlinko


3. LinkSurgeのランクインキーワード分析で調べる手順

ここからは、LinkSurgeの「ランクインキーワード分析」を使った手順を紹介します。ドメインを入れると、そのサイトが検索結果に表示されているキーワードを一覧にします。ログイン後の画面にある「サンプル分析結果を見る」を押すと、ポイントを使わずに結果の見え方を確かめられます。

ステップ1:ドメインと範囲を入れる

調べたいドメインやURLを入れ、範囲を選びます。

範囲対象
ドメイン一致サイト全体
前方一致指定したディレクトリ(例:/blog/)の配下
完全一致指定したURLの1ページだけ

初めてなら、サイト全体を見る「ドメイン一致」から始めます。国は日本のほか、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスを選べます。

ステップ2:取得件数を選んで分析する

取得する件数は100件、200件、500件、1,000件から選べます。消費ポイントは100件あたり10ポイントで、1,000件なら100ポイントです。小さなサイトなら100〜200件で十分です。

分析が終わるまでは、ページを移動せずに待ってください。結果は12時間のあいだ「履歴」から見直せます(最大50件)。

ステップ3:全体の傾向を見る

分析が終わると、まず全体の傾向が表示されます。

  • 平均順位・推定流入合計:ランクインしているキーワード全体の平均順位と、推定の月間流入の合計
  • 順位分布:1位、2〜3位、4〜10位など、どの順位帯にキーワードが多いか
  • 検索意図分布:情報収集、商品比較、購入意図など、どんな目的の検索で表示されているか
  • TOP10キーワード:推定流入の多いキーワード

ステップ4:キーワードの一覧を見る

その下に、キーワードごとの一覧が並びます。初心者が最初に見るべき列は次の4つです。

列意味見るポイント
順位検索結果で何位に表示されているか11〜20位のキーワードを探す
検索数そのキーワードが月に何回検索されているか大きいほど、順位が上がったときの効果が大きい
月間推定流入数そのキーワードから見込める月間の流入の目安今どのキーワードが流入を支えているか
競合性そのキーワードで広告を出している企業の競争の激しさ(低・中・高)高いほど、事業にとって価値のあるキーワードである可能性が高い

「競合性」は、SEOの難しさではなく、Google広告での競争の激しさを表す指標です。混同しないようにしてください。一覧は各列で並べ替えられ、CSVでダウンロードすることもできます。


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4. 結果を見たら、次にやること

1. 11〜20位で、検索数の多いキーワードを5つ選ぶ。 順位で絞り込み、検索数の多い順に並べます。上位5つが、最初に取り組むキーワードです。

2. 表示されているページを、検索した人の目的に合わせて見直す。 そのキーワードで検索する人が知りたいことに、ページが答え切れているかを確かめます。検索の目的の考え方は「検索意図とは?」で解説しています。上位のページと比べて足りない情報を補い、見出しを整えます。

3. 選んだキーワードの順位を追いかける。 直したキーワードは、順位チェックツールに登録して、数週間の推移を見ます。1ページ目に入ったら、次の5つに進みます。

4. 競合のドメインでも同じ分析をする。 競合が上位に入っているのに、自社がランクインしていないキーワードは、新しく記事を作る候補になります。新しく書くキーワードを1つの言葉から広げて探す方法は「キーワードはどう広げるのか」で解説しています。


5. 注意点

  • 定期的に集められた検索結果のデータです。 自分で検索したときの順位や、最新の順位とは一致しないことがあります。正確な推移を追うなら、順位チェックツールを使ってください
  • 月間推定流入数は目安です。 実際の流入数は、Search ConsoleやGoogle アナリティクスで確認してください
  • 取得件数の上限を超えるキーワードは表示されません。 大きなサイトでは、上限の1,000件に入らないキーワードもあります。前方一致で範囲を絞ると、特定の部分を詳しく見られます
  • AI Overviewsでの引用状況は、別の見方が必要です。 通常の検索順位とAI Overviewsの引用は別に決まります。AI Overviewsにどのキーワードで引用されているかは「自社サイトはAI Overviewsに出ているのか?」で調べ方を解説しています

よくある質問(FAQ)

ランクインキーワードとは何ですか?

あるサイトのページが、Googleの検索結果に表示されているキーワードのことです。どのキーワードで、何位に、どのページが表示されているかを一覧にすると、サイトの現状と伸びしろが分かります。

なぜ11〜20位のキーワードから手を付けるのですか?

検索結果の2ページ目はほとんどクリックされないためです。Backlinkoの分析では、2ページ目の結果がクリックされたのは0.63%でした。11〜20位のキーワードは、Googleがすでに関連があると判断しているページなので、少しの改善で1ページ目に入り、流入が大きく変わる可能性があります。

Search Consoleとは何が違いますか?

Search Consoleでは、自社サイトが実際に表示されたキーワードとクリック数を確認できます。ランクインキーワード分析は、定期的に集めた検索結果のデータから、自社や競合のサイトがどのキーワードで何位に入っているかを一覧にするものです。競合サイトも調べられるのが大きな違いです。

ランクインキーワード分析には何ポイントかかりますか?

取得件数100件あたり10ポイントです。100件で10ポイント、200件で20ポイント、500件で50ポイント、1,000件で100ポイントです。


まとめ:棚卸しで現状を知り、2ページ目のキーワードから1ページ目に上げる

新しい記事を書く前に、今あるページが、どのキーワードで何位に入っているかを確かめましょう。順位帯ごとにやることを分けると、どこから手を付ければいいかがはっきりします。

まずは自社のドメインで100〜200件のランクインキーワードを取得し、11〜20位で検索数の多いキーワードを5つ選んでみてください。そのページを見直して1ページ目に上げることが、いちばん手堅い一歩です。

LinkSurgeのランクインキーワード分析では、ドメインを入れるだけで、ランクインしているキーワードと順位、検索数、推定流入を一覧で確認できます。

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