自社サイトはどんなキーワードで検索されているのか — ランクインキーワードの棚卸しと「伸びしろ」の見つけ方【初心者向け】

目次
この記事の結論:まず「どのキーワードで何位にいるか」を一覧にし、11〜20位から手を付ける
「新しい記事を書く前に、今あるページで何ができるかを知りたい」。SEOの相談で、最初に取り組むことをおすすめしているのが、自社サイトのキーワードの棚卸しです。自分で狙ったキーワードだけでなく、思いがけないキーワードで上位に入っていることもよくあります。要点は次の4つです。
- ランクインキーワードとは、自社サイトが検索結果に表示されているキーワード — どのキーワードで、何位に、どのページが表示されているかを一覧にすると、サイトの現状が分かります
- いちばんの伸びしろは11〜20位 — 検索結果の2ページ目は、ほとんどクリックされません。Backlinkoの分析では、2ページ目の結果がクリックされたのは0.63%でした。1ページ目まであと少しのキーワードは、少しの改善で流入が大きく変わる可能性があります
- 順位帯ごとにやることを分ける — 1〜3位は守る、4〜10位は上げる、11〜20位は1ページ目に引き上げる、21位以下は狙いを見直す、と分けると迷いません
- LinkSurgeのランクインキーワード分析なら、ドメインを入れるだけで一覧にできる — 順位、検索数、推定流入などを最大1,000件まで取得できます。100件あたり10ポイントです
以下では、ランクインキーワードとは何か、棚卸しで分かること、11〜20位が伸びしろになる理由、LinkSurgeでの手順、結果の読み方の順に見ていきます。
1. ランクインキーワードとは
ランクインキーワードとは、あるサイトのページがGoogleの検索結果に表示されているキーワードのことです。たとえば自社の「料金ページ」が「〇〇 料金」で8位に表示されていれば、「〇〇 料金」は自社のランクインキーワードの1つです。
自分で狙って記事を書いたキーワードは把握していても、それ以外にどんなキーワードで表示されているかは、意外と知らないものです。棚卸しをすると、次のようなことが分かります。
- 狙っていないのに上位に入っているキーワード(新しい記事のテーマのヒントになる)
- 1ページ目まであと少しのキーワード(少しの改善で流入が増える可能性がある)
- 同じキーワードで、自社の複数のページが表示されていないか
自社サイトのキーワードを、決まった条件で毎日追いかけたい場合は「検索順位はどのくらいの頻度で見ればいいのか」で紹介している順位チェックが向いています。ランクインキーワード分析は、追いかけるキーワードを見つけるための「棚卸し」です。
2. なぜ11〜20位が伸びしろなのか
検索結果の1ページ目には、通常10件ほどの結果が並びます。11位以下は2ページ目以降になり、クリックされる機会が大きく減ります。
Backlinkoが400万件のGoogle検索結果を分析した調査(2025年4月更新)では、1位の結果のクリック率は27.6%で、2ページ目の結果をクリックした人は0.63%でした。海外のSEO情報サイトによる調査で、対象の国や言語は明示されていないため、日本の検索にそのまま当てはまるとは限りませんが、1ページ目と2ページ目の差がはっきり表れています。

そのため、順位帯ごとに次のように考えると、どこから手を付けるかが決まります。
| 順位帯 | 考え方 | やること |
|---|---|---|
| 1〜3位 | 守る | 情報を最新に保ち、順位が落ちていないかを見守る |
| 4〜10位 | 上げる | 検索した人の疑問に答え切れているかを見直し、情報を足す |
| 11〜20位 | 伸びしろ | 2ページ目から1ページ目に上げる。最優先で取り組む |
| 21位以下 | 見直す | そのページで本当にそのキーワードを狙うのか、内容が合っているかを確かめる |
11〜20位のキーワードは、Googleがすでに「関連がある」と判断しているページです。ゼロから新しい記事を書くより、少ない手間で成果につながりやすいのが特徴です。
3. LinkSurgeのランクインキーワード分析で調べる手順
ここからは、LinkSurgeの「ランクインキーワード分析」を使った手順を紹介します。ドメインを入れると、そのサイトが検索結果に表示されているキーワードを一覧にします。ログイン後の画面にある「サンプル分析結果を見る」を押すと、ポイントを使わずに結果の見え方を確かめられます。
ステップ1:ドメインと範囲を入れる
調べたいドメインやURLを入れ、範囲を選びます。
| 範囲 | 対象 |
|---|---|
| ドメイン一致 | サイト全体 |
| 前方一致 | 指定したディレクトリ(例:/blog/)の配下 |
| 完全一致 | 指定したURLの1ページだけ |
初めてなら、サイト全体を見る「ドメイン一致」から始めます。国は日本のほか、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスを選べます。
ステップ2:取得件数を選んで分析する
取得する件数は100件、200件、500件、1,000件から選べます。消費ポイントは100件あたり10ポイントで、1,000件なら100ポイントです。小さなサイトなら100〜200件で十分です。
分析が終わるまでは、ページを移動せずに待ってください。結果は12時間のあいだ「履歴」から見直せます(最大50件)。
ステップ3:全体の傾向を見る
分析が終わると、まず全体の傾向が表示されます。
- 平均順位・推定流入合計:ランクインしているキーワード全体の平均順位と、推定の月間流入の合計
- 順位分布:1位、2〜3位、4〜10位など、どの順位帯にキーワードが多いか
- 検索意図分布:情報収集、商品比較、購入意図など、どんな目的の検索で表示されているか
- TOP10キーワード:推定流入の多いキーワード
ステップ4:キーワードの一覧を見る
その下に、キーワードごとの一覧が並びます。初心者が最初に見るべき列は次の4つです。
| 列 | 意味 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 順位 | 検索結果で何位に表示されているか | 11〜20位のキーワードを探す |
| 検索数 | そのキーワードが月に何回検索されているか | 大きいほど、順位が上がったときの効果が大きい |
| 月間推定流入数 | そのキーワードから見込める月間の流入の目安 | 今どのキーワードが流入を支えているか |
| 競合性 | そのキーワードで広告を出している企業の競争の激しさ(低・中・高) | 高いほど、事業にとって価値のあるキーワードである可能性が高い |
「競合性」は、SEOの難しさではなく、Google広告での競争の激しさを表す指標です。混同しないようにしてください。一覧は各列で並べ替えられ、CSVでダウンロードすることもできます。

LinkSurge
linksurge.jp
SEO・AIO・GEO統合分析プラットフォーム。AI Overviews分析、SEO順位計測、GEO引用最適化など、生成AI時代のブランド露出を最大化するための分析ツールを提供しています。
4. 結果を見たら、次にやること
1. 11〜20位で、検索数の多いキーワードを5つ選ぶ。 順位で絞り込み、検索数の多い順に並べます。上位5つが、最初に取り組むキーワードです。
2. 表示されているページを、検索した人の目的に合わせて見直す。 そのキーワードで検索する人が知りたいことに、ページが答え切れているかを確かめます。検索の目的の考え方は「検索意図とは?」で解説しています。上位のページと比べて足りない情報を補い、見出しを整えます。
3. 選んだキーワードの順位を追いかける。 直したキーワードは、順位チェックツールに登録して、数週間の推移を見ます。1ページ目に入ったら、次の5つに進みます。
4. 競合のドメインでも同じ分析をする。 競合が上位に入っているのに、自社がランクインしていないキーワードは、新しく記事を作る候補になります。新しく書くキーワードを1つの言葉から広げて探す方法は「キーワードはどう広げるのか」で解説しています。
5. 注意点
- 定期的に集められた検索結果のデータです。 自分で検索したときの順位や、最新の順位とは一致しないことがあります。正確な推移を追うなら、順位チェックツールを使ってください
- 月間推定流入数は目安です。 実際の流入数は、Search ConsoleやGoogle アナリティクスで確認してください
- 取得件数の上限を超えるキーワードは表示されません。 大きなサイトでは、上限の1,000件に入らないキーワードもあります。前方一致で範囲を絞ると、特定の部分を詳しく見られます
- AI Overviewsでの引用状況は、別の見方が必要です。 通常の検索順位とAI Overviewsの引用は別に決まります。AI Overviewsにどのキーワードで引用されているかは「自社サイトはAI Overviewsに出ているのか?」で調べ方を解説しています
よくある質問(FAQ)
ランクインキーワードとは何ですか?
あるサイトのページが、Googleの検索結果に表示されているキーワードのことです。どのキーワードで、何位に、どのページが表示されているかを一覧にすると、サイトの現状と伸びしろが分かります。
なぜ11〜20位のキーワードから手を付けるのですか?
検索結果の2ページ目はほとんどクリックされないためです。Backlinkoの分析では、2ページ目の結果がクリックされたのは0.63%でした。11〜20位のキーワードは、Googleがすでに関連があると判断しているページなので、少しの改善で1ページ目に入り、流入が大きく変わる可能性があります。
Search Consoleとは何が違いますか?
Search Consoleでは、自社サイトが実際に表示されたキーワードとクリック数を確認できます。ランクインキーワード分析は、定期的に集めた検索結果のデータから、自社や競合のサイトがどのキーワードで何位に入っているかを一覧にするものです。競合サイトも調べられるのが大きな違いです。
ランクインキーワード分析には何ポイントかかりますか?
取得件数100件あたり10ポイントです。100件で10ポイント、200件で20ポイント、500件で50ポイント、1,000件で100ポイントです。
まとめ:棚卸しで現状を知り、2ページ目のキーワードから1ページ目に上げる
新しい記事を書く前に、今あるページが、どのキーワードで何位に入っているかを確かめましょう。順位帯ごとにやることを分けると、どこから手を付ければいいかがはっきりします。
まずは自社のドメインで100〜200件のランクインキーワードを取得し、11〜20位で検索数の多いキーワードを5つ選んでみてください。そのページを見直して1ページ目に上げることが、いちばん手堅い一歩です。
LinkSurgeのランクインキーワード分析では、ドメインを入れるだけで、ランクインしているキーワードと順位、検索数、推定流入を一覧で確認できます。

