キーワードはどう広げるのか — サジェストで「検索者の言葉」を集める方法【初心者向け】

目次
この記事の結論:1つの言葉を「検索者が実際に使う言葉」に広げ、目的と検索数で書く順番を決める
「どんなキーワードで記事を書けばいいのか分からない」。SEOを始めたばかりの方から、最初にいただくことが多い相談です。自分で思いつく言葉と、検索する人が実際に使う言葉は、意外と違います。要点は次の4つです。
- キーワードは、1つの言葉から「実際に検索されている言葉」に広げる — 「クレジットカード」なら、「クレジットカード おすすめ」「年会費無料 クレジットカード」「クレジットカード 作り方」のように、言葉を足した検索語がたくさんあります
- 広げた言葉には、それぞれ違う目的がある — 比べたい、意味を知りたい、条件で絞りたい、手順を知りたい、困りごとを解決したい。目的が違えば、書くべき記事も違います
- 書く順番は、検索数・難しさ・目的で決める — 検索数が多すぎるキーワードは競争も激しくなりがちです。最初は、検索数がほどほどで、難しさが低めのキーワードから始めるのが現実的です
- LinkSurgeのキーワードサジェストなら、1つの言葉からまとめて一覧にできる — その言葉を含む検索語を、検索ボリュームやSEO難易度と一緒に最大1,000件取得できます。100件あたり10ポイントです
以下では、キーワードを広げる意味、広げた言葉の読み方、書く順番の決め方、LinkSurgeでの手順の順に見ていきます。
1. なぜキーワードを「広げる」のか
記事を書くときに、つい自分の頭の中にある言葉だけでテーマを決めてしまいがちです。ところが、検索する人は、自分の状況や知りたいことに合わせて、言葉を足して検索します。
たとえば「クレジットカード」という1つの言葉にも、次のように言葉を足した検索語があります(例)。

| 目的 | 検索語の例 |
|---|---|
| 比較したい | クレジットカード おすすめ |
| 意味を知りたい | クレジットカード とは |
| 条件で絞りたい | 年会費無料 クレジットカード |
| 手順を知りたい | クレジットカード 作り方 |
| 困りごと | クレジットカード 審査 落ちた |
「クレジットカード」だけを狙った記事を1本書くより、それぞれの目的に合った記事や見出しを用意したほうが、検索する人の役に立ちます。キーワードを広げるのは、検索者の言葉で、検索者の疑問を洗い出すためです。
なお、AI検索は1つの質問を複数の検索に分けて情報を集めています。広げたキーワードの多くは、AIが裏で行う検索とも重なります。この仕組みは「AIは1つの質問をいくつに分解しているのか」で解説しています。
2. 広げた言葉の読み方
キーワードを集めたら、次の3つの数字と情報を見ます。
| 項目 | 意味 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 月間検索ボリューム | そのキーワードが月に何回検索されているか | 多いほど多くの人に届くが、競争も激しくなりやすい |
| SEO難易度 | そのキーワードで上位に入る難しさの目安(0〜100) | 低いほど、始めたばかりのサイトでも上位を狙いやすい |
| 意図(検索の目的) | 情報収集・商業的(比較)・取引(購入)・ナビゲーション(特定のサイトを探す) | 自社の目的に合うキーワードかを判断する |
「広告競合」や「CPC」は、そのキーワードで出されている広告の競争の激しさと、1クリックあたりの広告費の目安です。SEOの難しさそのものではありませんが、高いキーワードほど、事業にとって価値がある可能性があります。
検索の目的の分け方は「検索意図とは?」でくわしく解説しています。
3. 書く順番の決め方
集めたキーワードは、次の順で絞り込みます。
1. 自社の目的に合わないものを外す。 たとえば、商品を売りたいのに「〇〇 無料 ダウンロード」のような、目的の合わないキーワードは外します。
2. 検索ボリュームがほどほどで、SEO難易度が低めのものを選ぶ。 始めたばかりのサイトが、検索ボリュームの多いキーワードでいきなり上位に入るのは簡単ではありません。まずは、検索ボリュームがほどほどで、SEO難易度が低めのキーワードから記事にします。
3. 同じ目的のキーワードは1つの記事にまとめる。 「年会費無料のクレジットカード」と「年会費無料 クレジットカード」のように、言い回しが違うだけで目的が同じキーワードは、別々の記事にせず、1つの記事で答えます。
4. すでにあるページと照らし合わせる。 自社サイトがすでに順位を取っているキーワードなら、新しい記事を書くより、そのページを直すほうが早いことがあります。自社のページが何位に入っているかは「自社サイトはどんなキーワードで検索されているのか」で調べ方を解説しています。
4. LinkSurgeのキーワードサジェストで集める手順
ここからは、LinkSurgeの「キーワードサジェスト」を使った手順を紹介します。入力した言葉を含む検索語を、検索ボリュームなどのデータと一緒に一覧にする機能です。ログイン後の画面では、ポイントを使わずにサンプルの結果を確かめることもできます。
ステップ1:キーワードと件数を決める
調べたい言葉(例:「SEO対策」「クレジットカード」)を入力し、取得する件数を選びます。
| 取得件数 | 消費ポイント |
|---|---|
| 50件 | 5ポイント |
| 100件 | 10ポイント |
| 200件 | 20ポイント |
| 500件 | 50ポイント |
| 1,000件 | 100ポイント |
ポイントは、実際に取得できた件数ではなく、選んだ件数で決まります。たとえば100件を選んで60件しか見つからなかった場合も10ポイントです。該当するキーワードが1件もなかった場合は、ポイントを消費しません。最初は100件ほどで十分です。
ステップ2:一覧を見る
分析が終わると、入力した言葉を含む検索語が、検索ボリュームの多い順に並びます。各キーワードについて、次の情報を確認できます。
- 月間検索ボリュームと、月ごとの推移(季節によって検索が増える言葉か)
- SEO難易度
- 意図(情報収集・商業的・取引・ナビゲーション)
- 広告競合とCPC
- SERP機能(検索結果に強調スニペットや動画などが表示されるか)
一覧は並べ替えや絞り込みができ、CSVでダウンロードできます。表示中のページのCSV出力は無料です。分析直後の画面で「全データ」を選ぶと、全ページを1ページずつ取り直すため、ページごとに分析と同じポイントを消費します(1ページの件数で計算。最後のページが件数に満たなくても同じポイント。全体で最大1,000件・100ポイント)。「履歴」から開いた結果の「全データ」出力は、保存済みのデータを使うため、ポイントを消費しません。結果は12時間のあいだ「履歴」から見直せます(最大50件)。
ステップ3:気になるキーワードを深掘りする
各キーワードからは、検索結果の上位100件を調べる「競合チェック」や、関連キーワードを調べる機能に引き継げます(それぞれの機能のポイントがかかります)。書く記事の候補が決まったら、上位のページがどんな内容を扱っているかを確かめてから書き始めましょう。

LinkSurge
linksurge.jp
SEO・AIO・GEO統合分析プラットフォーム。AI Overviews分析、SEO順位計測、GEO引用最適化など、生成AI時代のブランド露出を最大化するための分析ツールを提供しています。
5. 注意点
- 入力した言葉を含む検索語を集める仕組みです。 言葉を含まない言い換え(例:「カード 審査」に対する「クレカ 通らない」)は出てきません。言い換えも調べたい場合は、別の言葉でも試してください
- Googleの検索窓に出る予測候補とは仕組みが異なります。 予測候補は、その時点で入力中の人に向けて表示されるものです。この一覧は、検索ボリュームのデータがある検索語を集めたものです
- 検索ボリュームは目安です。 月ごとに変わり、季節によって大きく増減する言葉もあります。月別の推移もあわせて見てください
- 同じ意味の言い回しが並ぶことがあります。 「年会費無料のクレジットカード」と「年会費無料 クレジットカード」のように、同じ目的の検索語は1つの記事でまとめて答えてください
よくある質問(FAQ)
キーワードサジェストとは何ですか?
1つのキーワードから、そのキーワードを含む実際の検索語を集めることです。「クレジットカード」なら「クレジットカード おすすめ」「年会費無料 クレジットカード」のように、検索する人が言葉を足して検索している語が分かります。
どのキーワードから記事を書けばいいですか?
自社の目的に合うキーワードのうち、検索ボリュームがほどほどで、SEO難易度が低めのものから始めるのが現実的です。検索ボリュームの多いキーワードは競争も激しくなりやすいため、サイトの力がついてから狙います。
似たキーワードは別々の記事にしたほうがいいですか?
言い回しが違うだけで目的が同じキーワードは、1つの記事にまとめて答えるのがおすすめです。目的が違うキーワード(たとえば「〇〇 とは」と「〇〇 おすすめ」)は、別の記事や別の見出しで答えます。
キーワードサジェストには何ポイントかかりますか?
取得件数100件あたり10ポイントです。50件で5ポイント、100件で10ポイント、1,000件で100ポイントです。該当するキーワードが1件もなかった場合は、ポイントを消費しません。表示中のページのCSV出力と、「履歴」から開いた結果の「全データ」出力は無料です。分析直後の画面での「全データ」出力は、全ページを取り直す分のポイントを消費します。
まとめ:検索者の言葉で疑問を洗い出し、書ける順に書く
キーワード選びは、自分が使いたい言葉ではなく、検索する人が実際に使っている言葉から始めます。1つの言葉を広げると、検索する人の目的の違いが見えてきます。
まずは自社の主力テーマの言葉で100件ほど集め、目的に合わないものを外し、検索ボリュームがほどほどでSEO難易度が低めのキーワードを3つ選んでみてください。それが、最初に書く記事の候補です。
LinkSurgeのキーワードサジェストでは、1つの言葉から、実際に検索されている言葉を検索ボリュームやSEO難易度と一緒にまとめて確認できます。

