ChatGPT・Perplexity・Geminiで自社はどう語られているか — GEOモニタリングの始め方【初心者向け】

目次
この記事の結論:AIの回答は、AIごとに違い、日によっても変わる。同じ質問で定点観測する
「ChatGPTに自社のことを聞いたら紹介されていたけれど、ほかのAIではどうなのだろう」。GEO(生成AI最適化)に取り組み始めた方から、よくいただく質問です。AIの回答は、AIの種類によっても、聞く日によっても変わります。1回聞いただけでは、本当の姿は分かりません。要点は次の4つです。
- 同じ質問でも、AIごとに答えが違う — Google AI Overviews、ChatGPT、Gemini、Perplexity、Claudeは、それぞれ別の仕組みで情報を集め、回答を作ります。あるAIでは自社が紹介され、別のAIでは競合だけが挙がることもあります
- 回答は日によって変わる — 引用元のサイトが数日で大きく入れ替わることもあります。1回の結果ではなく、同じ質問で定期的に記録して変化を見ます
- 監視する質問は「お客様がAIに聞きそうな質問」を選ぶ — 自社名そのものより、「おすすめの〇〇は?」「〇〇の選び方は?」のように、比較・検討の段階の質問が大切です
- LinkSurgeのGEOモニタリングなら、5つのAIを同じ質問で自動で記録できる — 1プロジェクト最大50個の質問を、毎日から月1回までの頻度で自動実行し、言及・引用・感情などを記録します。ポイントは1質問・1AIあたり1ポイント(Claudeは10ポイント)です
以下では、GEOモニタリングとは何か、なぜ定点観測が必要か、監視する質問の選び方、LinkSurgeでの手順、結果の読み方の順に見ていきます。
1. GEOモニタリングとは
GEO(Generative Engine Optimization)とは、ChatGPTやGeminiなどのAIが回答を作るときに、自社のブランドやページを取り上げてもらうための取り組みです。GEOの全体像は「生成エンジン最適化(GEO)完全ガイド」で解説しています。
GEOモニタリングは、そのための「定点観測」です。決めた質問を、決めたAIに、決めた間隔で聞き、次のことを記録します。
- 回答の中で、自社のブランドが言及されたか
- 回答の参考にしたページとして、自社のサイトがリンク(引用)されたか
- 自社がどんな調子(好意的・中立的・否定的)で書かれたか
- 競合がどう取り上げられたか
AIの回答データを集めた既存のデータベースから言及を探す方法もあります(「自社ブランドはAIに「言及」されているか」を参照)。GEOモニタリングは、自分で選んだ質問を実際にAIに聞いて記録する点が違います。
2. なぜ「定点観測」が必要なのか

理由は2つあります。
1. AIごとに答えが違う。 上の図は例ですが、同じ「おすすめの〇〇は?」という質問でも、あるAIは自社のページを引用し、別のAIは競合だけを挙げる、ということが起こります。1つのAIだけを見ていると、全体の姿を見誤ります。
2. 同じAIでも、日によって答えが変わる。 たとえばChatGPTでは、2026年8月に、回答の引用元に占めるRedditの割合が数日で大きく下がったことが観測されています。引用元は、AIの仕組みの変更などで短期間に入れ替わることがあります。詳しくは「ChatGPTの引用元は4日で86%動く」で解説しています。
だからこそ、1回の結果で一喜一憂せず、同じ質問・同じAIで定期的に記録し、変化の流れを見ることが大切です。
3. 監視する質問の選び方
監視する質問は、自社名を入れないお客様がAIに聞きそうな質問を中心にします。まだ自社を知らない人が聞いたときに、自社が候補として挙がるかどうかが、新しいお客様との接点になるからです。自社名を入れた質問は、目的が違います。自社が出てくるかどうかではなく、自社がどう説明されているか(評判や、情報が正しいか)を確かめるために使います。
| 質問の種類 | 例 | 分かること |
|---|---|---|
| 比較・おすすめ | おすすめの〇〇ツールは? | 検討の候補に自社が入るか |
| 選び方 | 〇〇の選び方を教えて | 選ぶ基準の説明で、自社の強みが語られるか |
| 悩み・課題 | 〇〇がうまくいかないときの対処法は? | 解決策として自社が挙がるか |
| 自社名・サービス名 | 〇〇(自社名)の評判は? | 自社がどんな調子で語られているか |
最初は、比較・おすすめと選び方を中心に10〜20個から始めるのがおすすめです。多すぎると、結果を読むのが大変になり、ポイントもかさみます。
4. LinkSurgeのGEOモニタリングで始める手順
ここからは、LinkSurgeの「GEOモニタリング」を使った手順を紹介します。機能の全体像は、GEOモニタリングの機能紹介ページでも紹介しています。
ステップ1:プロジェクトを作り、監視する質問を登録する

プロジェクトを作り、自社のブランド名やドメイン、比べたい競合のドメイン、監視する質問(監視クエリ)を登録します。
- 監視クエリは1プロジェクトあたり5個以上、最大50個
- 「AI自動提案」を使うと、ページのURLを入れるだけで、そのページに合った質問をAIが最大50個提案します。必要なものを選んで追加します
- 手入力や、カンマ区切りでの一括追加もできます
ステップ2:監視するAIを選ぶ
監視するAIは、次の5つから選べます。消費ポイントは、1回の実行ごとに「監視クエリの数 × 選んだAIのポイント」です。
| AI | 1クエリあたり |
|---|---|
| Google AI Overviews | 1ポイント |
| ChatGPT | 1ポイント |
| Gemini | 1ポイント |
| Perplexity | 1ポイント |
| Claude | 10ポイント |
たとえば、20個の質問をGoogle AI OverviewsとChatGPTで1回実行すると、20 ×(1 + 1)= 40ポイントです。最初は、自社のお客様がよく使うAIを2〜3個に絞るのがおすすめです。
ステップ3:自動実行のスケジュールを決める

実行頻度は、毎日、2日に1回、3日に1回、週1回、2週に1回、月1回から選べます。実行時刻は日本時間で指定でき、完了時にメールで知らせることもできます。
AIの回答は変わりやすいので、週1回ほどで記録していくのが、手間とポイントのバランスがとりやすい目安です。スケジュールを設定すると、実行のたびにポイントを消費します。ポイントが足りないと実行されないため、残りのポイントと1回あたりの消費量を事前に確かめておきましょう。
ステップ4:結果を見る

実行が終わると、ダッシュボードに結果が表示されます。まず見るのは「GEO総合スコア」です。次の5つの成分を合計した、100点満点のスコアです。
| 成分 | 見ていること |
|---|---|
| ブランド言及 | 回答の文章に自社のブランド名が出ているか |
| 引用 | 回答の参考にしたページとして、自社のサイトがリンクされているか |
| 感情分析 | 自社への言及が好意的か |
| 推奨度 | AIが自社をどれだけすすめているか |
| リンク順位 | 引用されたリンクの中で、自社が何番目か |

感情分析では、自社への言及が「ポジティブ」「ニュートラル」「ネガティブ」のどれにあたるかの割合が分かります。引用されていても、否定的な文脈であれば手放しでは喜べません。
各実行の結果には、メモを残せます。「プレスリリースを出した」「記事を更新した」など、自社の取り組みを書いておくと、スコアの変化と結びつけて振り返れます。

LinkSurge
linksurge.jp
SEO・AIO・GEO統合分析プラットフォーム。AI Overviews分析、SEO順位計測、GEO引用最適化など、生成AI時代のブランド露出を最大化するための分析ツールを提供しています。
5. 結果の読み方と、次にやること
1. スコアの点数より、成分ごとの弱いところを見る。 5つの成分は、それぞれ別々に改善できます。引用が弱ければ自社ページの中身、ブランド言及が弱ければ第三者のサイトでの露出、感情分析が弱ければ否定的な情報の出どころを確かめます。
2. AIごとの違いを見る。 特定のAIでだけ自社が出てこない場合、そのAIがよく参考にするサイトに、自社の情報が載っていない可能性があります。回答の引用元を開いて確かめます。
3. 1回の上下ではなく、数週間の流れで判断する。 AIの回答は日によって変わります。1回の結果で判断せず、同じ質問の結果を数週間並べて、上向きか下向きかを見ます。
4. 否定的な言及は、出どころを確かめる。 ネガティブな言及が続く場合は、回答の引用元を開き、古い情報や誤った情報がないかを確かめます。自社サイトの情報が古ければ更新します。
6. 注意点
- AIの回答は、聞くたびに変わることがあります。 1回の結果は、その時点の1つの回答です。定期的に記録して、流れで判断してください
- スコアは改善の手がかりです。 GEO総合スコアは、自社の見え方を比べるための目安で、AIからの流入や売上を直接表すものではありません
- Claudeは処理に時間がかかります。 ほかのAIより結果が出るまで時間がかかり、消費ポイントも1クエリ10ポイントです
- 質問とAIを増やすほど、ポイントがかかります。 50個の質問を4つのAIで週1回実行すると、1か月で数千ポイントになることもあります。最初は小さく始め、必要に応じて増やしてください
よくある質問(FAQ)
GEOモニタリングとは何ですか?
決めた質問を、ChatGPTやGeminiなどのAIに定期的に聞き、自社のブランドが言及されたか、自社のサイトが引用されたか、どんな調子で書かれたかを記録することです。AIの回答はAIごとにも日によっても変わるため、同じ条件で記録し続けることで変化が分かります。
監視する質問は、何個くらい登録すればいいですか?
最初は10〜20個ほどがおすすめです。LinkSurgeのGEOモニタリングでは1プロジェクトあたり5個以上、最大50個まで登録できますが、多すぎると結果を読むのが大変になり、ポイントもかさみます。比較・おすすめと選び方の質問から始めてください。
どのくらいの頻度で実行すればいいですか?
週1回ほどが目安です。AIの回答は変わりやすいので、定期的に記録することが大切ですが、毎日実行するとポイントがかさみます。重要な取り組みの前後だけ頻度を上げる、といった使い分けもできます。
GEOモニタリングには何ポイントかかりますか?
1回の実行ごとに「監視クエリの数 × 選んだAIのポイント」を消費します。Google AI Overviews・ChatGPT・Gemini・Perplexityは1クエリ1ポイント、Claudeは1クエリ10ポイントです。結果の閲覧、設定の変更、スケジュールの設定にはポイントはかかりません。
まとめ:AIの見え方は変わる前提で、同じ質問で記録し続ける
AIが自社をどう語るかは、AIごとに違い、日によっても変わります。だからこそ、お客様がAIに聞きそうな質問を決め、複数のAIで定期的に記録し、変化の流れを見ることが大切です。
まずは比較・おすすめと選び方の質問を10〜20個選び、よく使われるAIを2〜3個に絞って、週1回の自動実行から始めてみてください。数週間分の記録がたまると、どのAIで、どの成分が弱いのかが見えてきます。
LinkSurgeのGEOモニタリングでは、5つのAIを同じ質問で自動で記録し、言及・引用・感情・推奨度・リンク順位をまとめて確認できます。


