SEO用語集 — よく聞く言葉を一言で説明

目次
この記事の結論:まず覚える言葉は「クロール・インデックス・順位・表示回数・クリック数」の5つ
SEO(検索エンジン最適化)の話についていけない原因の多くは、言葉が分からないことです。私が新任のWeb担当の方と話していても、つまずくのは考え方よりも先に用語でした。この用語集では、よく聞く60語を6つの分野に分けて、一言で説明しています。
- 最初に覚えるのは5語だけでよい — クロール(Googleがページを見に来ること)、インデックス(ページを保存すること)、検索順位、表示回数、クリック数。この5つが分かれば、SEOの会話の半分は追えるようになります
- 言葉は「どの段階の話か」で整理すると覚えやすい — 検索の仕組み、ページの設定、評価・品質、リンク、数字・計測、AI検索の6分野に分けています。新しい言葉が出てきたら、どの分野に入るかを考えてみてください
- 似ている言葉ほど取り違えやすい — 「順位」と「表示回数」、「robots.txt」と「noindex」、「GEO」と「AIO」は、意味がはっきり違います。取り違えると、誤った対策につながります
- 定義はGoogleの公式ドキュメントを基準にしている — Googleの説明が確認できた言葉はそれに沿って書き、業界で使われているだけの言葉はその旨を添えています
この用語集は、入門カリキュラム「SEO・GEO・AIO 入門カリキュラム — ゼロから読む順番」の辞書として作りました。詳しく扱う記事がある言葉には、その記事へのリンクを付けています。
1. この用語集の使い方
最初から順に読む必要はありません。分からない言葉が出てきたときに、ページ内検索(パソコンなら Ctrl+F、Mac なら command+F)で探すのがいちばん早い使い方です。
初めての方は、次の順で目を通すと全体像がつかみやすくなります。
- 「2. 検索の仕組みに関する用語」で、Googleがページを扱う流れを知る
- 「6. 数字・計測に関する用語」で、毎日目にする数字の意味を知る
- 残りは、必要になったときに引く
2. 検索の仕組みに関する用語
Googleがページを見つけて、検索結果に並べるまでに関わる言葉です。詳しくは「検索エンジンはどう動くのか — クロール・インデックス・ランキングの3段階」で解説しています。
SEO(検索エンジン最適化)
検索エンジンにページの内容を正しく理解してもらい、探している人に見つけてもらうための取り組みです。Googleは、SEOを検索エンジンにコンテンツを理解させ、ユーザーがサイトを見つけてアクセスするかどうかを判断できるようにするものだと説明しています。
検索エンジン
キーワードを入力すると、関係のあるページを探して一覧で返してくれる仕組みです。日本ではGoogleのほか、Yahoo! JAPANやBingなどが使われています。
検索クエリ(キーワード)
検索するときに入力する言葉のことです。実際に入力された言葉を「クエリ」、対策の対象として選んだ言葉を「キーワード」と呼び分けることもありますが、ほぼ同じ意味で使われています。詳しくは「キーワード選びの基本」をご覧ください。
検索意図
その言葉で検索した人が、本当は何を知りたいのか、何をしたいのかという目的のことです。同じ「SEO」でも、意味を知りたい人と、依頼先を探している人では求める答えが違います。詳しくは「検索意図とは?SEOにおける4つの分類と分析・最適化の実践ガイド」で解説しています。入門編は「記事を書く前に検索結果を見るべき理由」です。
クローラー(Googlebot)
ウェブ上のページを自動で巡回して内容を取得するプログラムです。Googleのクローラーは Googlebot と呼ばれ、ロボット、ボット、スパイダーとも呼ばれます。
クロール
クローラーがページにアクセスして、内容を取得することです。Googleは、見つけたページからテキスト、画像、動画をダウンロードすると説明しています。
インデックス(インデックス登録)
クロールしたページの内容を分析し、Googleの巨大なデータベースに保存することです。インデックスに登録されていないページは、検索結果に出てきません。Googleは、インデックス登録は保証されているわけではないとしています。
ランキング
検索した人に合わせて、インデックスの中から関係のあるページを選び、並べる段階のことです。Googleは、ランキングはプログラムによって決定され、順位を上げるために金銭を受け取ることはないと明言しています。
検索順位(掲載順位)
あるキーワードで検索したとき、自分のページが検索結果の何番目に出るかです。順位は固定されたものではなく、日々上下します。理由は「検索順位はなぜ毎日変わるのか」で解説しています。
検索結果ページ(SERP)
検索したときに表示される結果の画面のことです。英語の Search Engine Results Page の頭文字をとって「サープ」と呼ばれます。最近は普通のリンクの一覧だけでなく、AIの回答、画像、地図なども並びます。
オーガニック検索(自然検索)
検索結果のうち、広告ではない通常の結果のことです。お金を払って表示する枠ではなく、Googleの仕組みで選ばれた結果を指します。SEOが対象にするのは、主にこの部分です。
検索広告(リスティング広告)
検索結果の上や下に「スポンサー」などの表示付きで出る、有料の広告枠です。クリックされるごとに費用がかかるのが一般的で、オーガニック検索の順位とは別の仕組みで表示されます。
モバイルファーストインデックス
Googleが、パソコン版ではなくスマートフォン版のページの内容を基準にして、インデックス登録と順位付けを行う仕組みです。スマートフォンで見たときに内容が欠けていると、その分は評価されにくくなります。
参考・引用: Google の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について - Google 検索セントラル Google 公式 SEO スターター ガイド - Google 検索セントラル モバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法 - Google 検索セントラル
3. ページの設定に関する用語
ページやサイトの中で、自分で設定できる項目に関わる言葉です。設定ひとつで検索に出なくなるものもあるので、意味を正確に押さえておきましょう。
title要素(タイトルタグ)
ページのHTMLの中に書く、そのページの題名です。ブラウザのタブに表示され、検索結果のタイトルの元にもなります。詳しくは「title と meta description の役割」で解説しています。
タイトルリンク
検索結果に表示される、クリックできるページの題名のことです。Googleは主にtitle要素から作りますが、見出しなどほかの情報から作ったり、より適切だと判断した題名に書き換えたりすることもあります。
meta description(メタディスクリプション)
ページの内容を1〜2文で要約して、HTMLの中に書いておく説明文です。検索結果の説明文に使われることがありますが、必ず使われるわけではありません。
スニペット
検索結果でタイトルの下に表示される、ページの説明や要約の部分です。Googleは主にページの本文から自動で作り、meta description のほうが内容を正確に表していると判断した場合にそれを使うことがあります。
見出し(h1〜h6)
記事の章や節のタイトルにあたる部分で、HTMLでは h1 から h6 までの要素で表します。読む人が内容を見渡しやすくなるほか、Googleがタイトルリンクを作るときの材料になることもあります。
URL
ページの住所にあたる文字列です。Googleは、ユーザーの役に立ちそうな言葉をURLに含めることをすすめています。一度公開したURLを変えるときは、次に説明するリダイレクトの設定が必要です。
301リダイレクト
古いURLにアクセスした人や検索エンジンを、新しいURLへ自動で転送する設定のうち、「ページが完全に移転した」ことを伝えるものです。Googleは、URLを変える必要がある場合は、できる限りサーバー側の永続的なリダイレクトを使うことをすすめています。詳しくは「301リダイレクトとは」で解説しています。
noindex
「このページを検索結果に出さないでください」とGoogleに伝える設定です。Googleはクロールしてこの設定を見つけると、そのページを検索結果から削除します。意図せず付いていると、どれだけ良い記事でも検索に出ません。
robots.txt
サイトの入口に置くファイルで、クローラーに「どのURLにアクセスしてよいか」を伝えるものです。Googleは、robots.txt はページを検索結果に出さないための仕組みではなく、そのためには noindex を使うよう説明しています。
canonical(正規URL)
内容が同じか、よく似たページが複数のURLにある場合に、「代表はこのURLです」と示すための指定です。Googleはこの指定を、正規ページを決めるための強いシグナルとして扱いますが、最終的にどのURLを代表にするかはGoogleが判断します。
XMLサイトマップ
サイトにあるページの一覧と、その関係を検索エンジンに伝えるためのファイルです。新しいページを見つけてもらいやすくなりますが、載せたページがすべてクロールされ、インデックスに登録される保証はありません。
代替テキスト(alt属性)
画像の内容を文章で説明するための設定です。画像が表示できないときや、目の不自由な人が読み上げ機能を使うときに使われます。Googleは、画像の内容とページとの関係を理解するうえで重要だとしています。
構造化データ
ページの情報(記事の著者、商品の価格、レシピの材料など)を、決まった形式で書き加えておくデータです。検索結果で星の評価などが付いた表示(リッチリザルト)の元になります。ただし、書いたからといって必ずその表示になるわけではありません。詳しくは「構造化データとは」で解説しています。
Core Web Vitals(コアウェブバイタル)
ページの表示の速さ、操作への反応の速さ、表示中にレイアウトがずれないかを測る3つの指標です。Googleは目安として、LCP(主要な部分が表示されるまでの時間)2.5秒以内、INP(操作への反応)200ミリ秒未満、CLS(レイアウトのずれ)0.1未満を示しています。詳しくは「スマホ表示とページの速さ」で解説しています。
ページが検索に出ない原因になりやすい noindex、robots.txt、canonical の確かめ方は「ページが検索に出ない理由チェックリスト」にまとめています。
参考・引用: Google 検索結果のタイトルリンクの変更 - Google 検索セントラル スニペットの管理・メタ ディスクリプションについて - Google 検索セントラル noindex を使用してコンテンツをインデックスから除外する - Google 検索セントラル robots.txt の概要とガイド - Google 検索セントラル rel="canonical" などを利用して正規ページを指定する方法 - Google 検索セントラル リダイレクトと Google 検索 - Google 検索セントラル サイトマップについて - Google 検索セントラル 構造化データ マークアップとは - Google 検索セントラル Core Web Vitals と Google 検索の検索結果について - Google 検索セントラル
4. 評価・品質に関する用語
Googleがページの質や信頼性をどう見ているかに関わる言葉です。この分野は誤解が特に多いので、公式の説明に沿って書いています。
ユーザー第一のコンテンツ
検索エンジンの順位を操作するためではなく、主に読む人のために作られたコンテンツのことです。Googleは、自動のランキングシステムが、こうした有用で信頼できる情報を上位に掲載できるように設計されていると説明しています。
E-E-A-T
Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字です。Googleは、このうち信頼性が最も重要だとしています。また、E-E-A-Tそのものは直接のランキング要因ではないとも説明しています。詳しくは「E-E-A-T とは」で解説しています。
YMYL
Your Money or Your Life の略で、人の健康、安全、お金、社会の福利に大きく影響しうるテーマのことです。こうしたテーマでは、より高い信頼性が求められます。詳しくは「YMYL とは」で解説しています。
検索品質評価者
Googleの依頼を受けて、検索結果の質を人の目で評価する人たちです。Googleは、評価者がページの順位を決めることはなく、評価データが直接ランキングに使われることもないと説明しています。仕組みがうまく働いているかを確かめるためのものです。
コアアップデート
Googleが年に数回行う、検索の仕組みの大規模な更新のことです。特定のサイトを狙ったものではなく、全体として役に立つ結果を出すための変更です。Googleは、更新が終わってから1週間以上待って状況を確かめることをすすめています。
スパムポリシー
Googleが定めている、検索結果をゆがめる行為の一覧です。キーワードの乱用、リンクスパム、大量生成されたコンテンツの不正使用、隠しテキストなどが含まれます。違反すると、順位が下がったり検索結果に出なくなったりすることがあります。
手動による対策
Googleの担当者がページを目で確かめ、スパムポリシーに違反していると判断したときに、そのサイトに対して行う措置です。対象になると、順位が下がったり、検索結果に表示されなくなったりします。Search Consoleの「手動による対策」レポートで確認できます。
キーワードの乱用
順位を上げる目的で、同じ言葉を不自然なほど詰め込むことです。Googleのスパムポリシーで禁止されている行為の1つです。
重複コンテンツ
同じ内容、またはよく似た内容が、複数のURLにある状態です。Googleは、同じコンテンツに複数のURLからアクセスできること自体は問題ないとしています。他人の記事をそのまま写す行為とは別の話です。
参考・引用: 有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 - Google 検索セントラル Google 検索のコア アップデート - Google 検索セントラル Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー - Google 検索セントラル 「手動による対策」レポート - Search Console ヘルプ
5. リンクに関する用語
ページとページをつなぐリンクに関わる言葉です。Googleは、リンクをページの関連性を判断する材料や、新しいページを見つける手がかりとして使っています。詳しくは「被リンクとは何か — 良いリンクと危ないリンク」で解説しています。
内部リンク
同じサイトの中で、ページからページへ張るリンクのことです。Googleは、大切なページには、同じサイトの少なくとも1つの別のページからリンクを張ることをすすめています。
被リンク(バックリンク)
ほかのサイトから自分のサイトに向けて張られたリンクのことです。Search Consoleでは、どのサイトからリンクされているかを確認できます。
アンカーテキスト
リンクとして表示されている文字の部分です。「こちら」よりも、リンク先の内容が分かる言葉にしたほうが、読む人にも検索エンジンにも親切です。
nofollow・sponsored・ugc
リンクに付けて、そのリンクとサイトの関係をGoogleに伝える目印です。広告や有料の掲載には sponsored、コメント欄などユーザーが書いた部分には ugc、それ以外で関係を示したくないときには nofollow を使います。
リンクスパム
検索順位を操作することを主な目的として、リンクを作る行為です。順位を上げるためにリンクを売り買いすることも含まれます。広告としてのリンクは、sponsored や nofollow を付けていれば違反にはなりません。
参考・引用: Google の SEO リンクに関するベスト プラクティス - Google 検索セントラル 外部リンクの rel 属性(nofollow/ugc/sponsored) - Google 検索セントラル
6. 数字・計測に関する用語
成果を確かめるときに使う数字の言葉です。私の経験では、入門者がいちばん取り違えやすいのがこの分野です。詳しくは「「順位」「表示回数」「クリック数」は別物」で解説しています。
Search Console(サーチコンソール)
Googleが無料で提供している、自分のサイトが検索でどう見えているかを確かめる道具です。どんな言葉で表示されたか、何回クリックされたか、インデックスに問題がないかなどを確認できます。登録しなくても検索には出ますが、状況を知るには欠かせません。使い方は「Search Console の最初の1時間」で紹介しています。
表示回数(インプレッション)
自分のサイトへのリンクが、検索結果で表示された回数です。表示されてもクリックされたとは限らないので、クリック数とは別に見ます。
クリック数
検索結果から、自分のサイトへのリンクがクリックされた回数です。実際にサイトへ人が来た数に近い数字です。
CTR(クリック率)
クリック数を表示回数で割った値です。100回表示されて5回クリックされれば、CTRは5%です。検索結果のタイトルや説明文が、どれだけ選ばれているかの目安になります。
平均掲載順位
Search Consoleに表示される、検索結果での順位の平均です。Googleは、各検索で自分のサイトのリンクが出た中で最も上の順位を使って平均を出していると説明しています。1つのキーワードの順位とは意味が違うので注意しましょう。
圏外
計測している範囲(たとえば100位まで)の中に、自分のページが見つからない状態のことです。業界でよく使われる言い方で、ページが検索から消えたとは限りません。
指名検索
会社名、サービス名、商品名など、特定のブランドの名前で検索されることです。業界で使われる言葉で、その名前を知っている人がどれだけいるかの目安として見られます。AI検索の時代には、AIの回答の中でブランド名が挙がるかどうかも見られるようになり、LinkSurgeのGEOモニタリングのように、複数のAIでの言及を定点で記録するツールも使われています。詳しくは「指名検索とブランド言及とは」で解説しています。
キーワードごとの順位を決まった条件で毎日記録したい場合は、LinkSurgeのような順位チェックツールを使う方法もあります。
参考・引用: Search Console の概要 - Search Console ヘルプ 表示回数、掲載順位、クリック数とは - Search Console ヘルプ
7. AI検索に関する用語
AIが検索結果の中で答えを出したり、質問に対話で答えたりする時代に増えた言葉です。似た略語が多いので、違いは「SEO・GEO・AIO・LLMO の違いを1枚で整理」でも図で整理しています。
生成AI
文章、画像、音声などを新しく作り出すAIのことです。質問に文章で答える対話型のAIサービスも、この一種です。
LLM(大規模言語モデル)
大量の文章を学習して、人間のように文章を読み書きできるAIの仕組みのことです。ChatGPTなどの対話型AIの中心にある技術です。
AI Overviews(AI による概要)
Googleの検索結果の上部に、AIがまとめた回答と参考にしたページへのリンクを表示する機能です。Googleは、通常の検索結果に加えて価値があると判断した場合にのみ表示されると説明しています。詳しくは「AI Overviewsとは」をご覧ください。
AIモード
Googleの検索で、AIの回答を中心に調べものができる機能です。Googleは、さらに詳しい調査や根拠、複雑な比較が必要な検索で特に便利だと説明しています。詳しくは「AIモードとは」をご覧ください。
クエリファンアウト
AIが1つの質問を、関連する複数の小さな検索に分けて調べ、その結果をまとめて回答を組み立てる手法です。GoogleもAI Overviews とAIモードで使われることがあると説明しています。詳しくは「クエリファンアウトとは?初心者向けにわかりやすく解説」で解説しています。
引用(AIの引用元)
AIの回答の中で、根拠として示されるページへのリンクのことです。AI検索の時代には、検索順位だけでなく、この引用元に選ばれるかどうかも見られるようになりました。
ゼロクリック検索
検索結果の画面だけで用が済み、どのサイトもクリックされずに終わる検索のことです。業界で使われている言葉で、AIの回答が増えたことでよく話題になります。詳しくは「ゼロクリック検索とは」をご覧ください。
GEO(生成エンジン最適化)
Generative Engine Optimization の略で、生成AIを使った検索や回答の中で、自分のサイトやブランドが取り上げられるようにする取り組みです。Googleは、生成AIを使った検索向けの最適化も、Googleの立場からは今もSEOだと説明しています。
AEO(回答エンジン最適化)
Answer Engine Optimization の略で、AIや検索エンジンが直接返す「答え」の中に取り上げられることを目指す取り組みです。GEOとほぼ同じ文脈で使われます。
AIO
AI Optimization(AI最適化)、または AI Overviews 対策の意味で使われる言葉です。使う人によって指す範囲が違うので、話の中でどちらの意味かを確かめると誤解を防げます。
LLMO(大規模言語モデル最適化)
LLM Optimization の略で、ChatGPTなどの対話型AIの回答の中で、自社が正しく取り上げられるようにする取り組みです。詳しくは「LLMOとは何か?初心者にも分かる完全ガイド」で解説しています。
llms.txt
AIのためにサイトの概要や主なページをまとめておく、テキストファイルの書き方の提案です。Googleは、Google検索ではこのファイルを無視するため、検索での表示や順位には影響しないと説明しています。一方で、AIエージェント(人の代わりに調べものや作業をするAI)向けに公開している会社もあり、用途を分けて考える必要があります。
AI Overviewsに自分のサイトが引用されているかどうかは、LinkSurgeのAI Overview分析のように、キーワードごとに引用状況を調べられるツールで確かめられます。
参考・引用: AI 機能とウェブサイト - Google 検索セントラル Google 検索における生成 AI 機能に向けた最適化のための Google ガイド - Google 検索セントラル
8. よくある誤解・失敗例
言葉の意味を取り違えたまま作業を進めると、思わぬ失敗につながります。私が相談を受けた中で特に多かったものを挙げます。
誤解1:robots.txt でブロックすれば検索結果から消せる
robots.txt はクローラーのアクセスを制御するもので、検索結果に出さないための仕組みではありません。しかも、robots.txt でブロックしたページは、Googleが noindex の設定を読めなくなります。検索結果から外したいときは noindex を使います。
誤解2:表示回数が増えた=アクセスが増えた
表示回数は、検索結果にリンクが表示された回数です。クリックされなければ、サイトに人は来ていません。報告するときは、表示回数とクリック数を分けて伝えましょう。
誤解3:E-E-A-Tのスコアを上げれば順位が上がる
E-E-A-Tは点数ではなく、Googleも直接のランキング要因ではないと説明しています。著者名を書き足すだけで評価が上がるわけではなく、読む人にとって信頼できる内容かどうかが問われます。
誤解4:重複コンテンツがあるとペナルティを受ける
Googleは、同じコンテンツに複数のURLからアクセスできること自体は気にする必要はないとしています。ただし、他人の記事をコピーして載せるのは別の問題です。
誤解5:キーワードを meta タグにたくさん書けば上位に出る
Googleは、キーワードの meta タグは使っていないと明言しています。また、本文に同じ言葉を詰め込むのはスパムポリシー違反になります。
誤解6:llms.txt を置けば AI Overviews に出やすくなる
Googleは、Google検索では llms.txt を無視すると説明しています。AI Overviews やAIモードに表示されるための特別な設定は不要で、通常のSEOの基本がそのまま当てはまります。
参考・引用: Google 公式 SEO スターター ガイド - Google 検索セントラル noindex を使用してコンテンツをインデックスから除外する - Google 検索セントラル

LinkSurge
linksurge.jp
SEO・AIO・GEO統合分析プラットフォーム。AI Overviews分析、SEO順位計測、GEO引用最適化など、生成AI時代のブランド露出を最大化するための分析ツールを提供しています。
よくある質問(FAQ)
SEO用語は全部覚える必要がありますか?
全部を覚える必要はありません。まずはクロール、インデックス、検索順位、表示回数、クリック数の5つを押さえれば、SEOの会話の多くは追えるようになります。ほかの言葉は、必要になったときに用語集で調べれば十分です。
クロールとインデックスの違いは何ですか?
クロールは、Googleのプログラムがページを訪れて内容を取得することです。インデックスは、取得した内容を分析してGoogleのデータベースに保存することです。クロールされても、インデックスに登録されるとは限りません。
noindex と robots.txt はどう使い分けますか?
ページを検索結果に出したくない場合は noindex を使います。robots.txt はクローラーがアクセスしてよいURLを伝えるもので、検索結果から外す仕組みではありません。robots.txt でブロックすると noindex が読まれなくなるので、両方を同時に使うときは注意が必要です。
GEO・AIO・LLMO は SEO と別に対策が必要ですか?
Googleは、AI Overviews やAIモードに表示されるために追加の要件や特別な最適化は不要で、生成AIを使った検索への最適化も今はSEOだと説明しています。一方、ChatGPTなどGoogle以外のAIサービスは仕組みが異なるため、別の観点で確かめる必要があります。
用語集にない言葉が出てきたらどうすればいいですか?
Googleの検索セントラルには、検索の仕組みや設定についての公式ドキュメントがあり、日本語でも読めます。言葉の意味に迷ったときは、まず公式の説明を確かめるのが確実です。この用語集も、記事の追加にあわせて言葉を増やしていきます。
まとめ:最初の5語から覚えて、あとは引いて使う
用語集は、最初から最後まで読むものではありません。まずはクロール、インデックス、検索順位、表示回数、クリック数の5語だけを覚えて、残りは分からない言葉が出てきたときに引いてください。
次は、入門カリキュラムのステップ1「検索エンジンはどう動くのか」に進みましょう。読む順番の全体像は「SEO・GEO・AIO 入門カリキュラム」にまとめています。言葉の違いをもう一段整理したい場合は「SEO・GEO・AIO・LLMO の違いを1枚で整理」もあわせてどうぞ。
用語を覚えたら、LinkSurgeのAI Overview分析で、自分のサイトが検索結果やAIの回答の中でどう扱われているかを実際に確かめてみてください。


